ここ数年、他とは一線を画すプロジェクトを展開し、国内に限らず海外でも評価を上げているアーティスト・ヒガシジユウイチロウ。2017年からヒガシジとKOBE 819 GALLERYは共にプロジェクトを立ち上げ、今までに国内外の各都市でプロジェクトを展開して参りました。819では2018年の「A=A A≠A(moutain)」、2019年の「A=A A≠A(building)」に続き、2020年は『 A=A A≠A (Ring)』として、作品を発表いたします。

Ring

なにかが存在していることを示すために、空白という概念がある。それを示す記号して、しばしば 〇が使われる。空白を示すはずの 〇 、位置と姿勢によって空白でない特定の意味を与えられることもある。それは、これからみえるなにかを示す総称である。

ステートメント

1枚の写真プリントAを2000回繰り返しコピーしたもの。
A=Aが期待される複製行為を極限まで繰り返して差異を増大させることで、 偽物A’がコピーの概念を超えたあたらしい価値Bを作り出す。一般に、1枚の写真AをコピーしたAʼ、Aと等価値として扱うが、統計学的にコピーしたことが確定する2000回の作業を通すことで、 詳細に観察しないと確認できなかったAとAʼ差異が増大し、等価値として扱うことができなくなる。 ゆえに、複製機器として一般的に使用されているコピー機で複製しても 等価値として扱えないほど 大きなズレを抽出してまうことが明らかとなった。一般的な価値観で 、コピー元である1枚の写真Aが本物という価値があり、 コピーされたも A’偽物で(本物に対して)価値がないとされるが、コピー元との差異が小さく同じ姿か類似することが前提にある。 2000回 コピーで差異が差異でなくなった場合、コピー元Aに対する価値が判定できなくなるため、 偽物Aʼコピー 概念から解放され、あたらしい価値Bに生まれ変わることができる。

アーティスト・プロフィール

ヒガシジユウイチロウ

1983年 愛知県生まれ 
2006年 岡山理科大学 生物地球システム学部卒 
2015年 NTMY Issue.3 掲載 
Jerome Montagne and Alexis Vasilikos(Phases)選出 
2016年 IMA 田中義久ワークショップ 修了 濱田祐史氏選出、永井雅也氏選出 2016年 KYOTOGRAPHIE International Portfolio Review 
The jury selected following photographers 選出 
2017年 BANKART_Artist in Residence参加 
2018年 Emon Photo Award ファイナリスト選出 
KG+ AWARD ファイナリスト選出 

[主な展示] 
個展 
2013年 Photo Gallery Psyche 「いきうつし」 
2014年 Photo Gallery Psyche 「みんなしってる。だれもしらない。」 2017年 アーティストレジデンス BankArt1929 
「A=A A≠A(moutain)」 C7C(Nagoya) 2018年「A=A A≠A(moutain)」 TAP GALLERY(Tokyo)   「Emon Photo Award グランプリ展」Emon photo gallery (tokyo) 「A=A A≠A(moutain)」 Junpu-elementary school(Kyoto)KG+ award) 「A=A A≠A(moutain)」 KOBE 819 GALLERY 20019年 「A=A A≠A(building)」 KOBE 819 GALLERY
2020年 「A=A A≠A(○△□ )」 KOBE8 19 GALLERY
その他展示 2020年 黄金町バザール2020(ルーシー 骨 60%Vol.20 ~HOLLY~を出展)

[出版物] 
2015年 128ページ版「みんなしってるだれもしらない」(自費出版) 2016年 600ページ版ダミー本「みんなしってるだれもしらない」20冊限定  2020年「A=A A≠A(moutain)」400ページxerox版がSNMOMAにて所蔵

過去の展示風景

2018年「A=A A≠A(moutain)」 2019年「A=A A≠A(building)