2019年1月15日(火)〜1月20日(日) 12:00〜19:00 最終日は18:00まで 入場無料
関連イベントとして、トークイベントを開催!
1月19日(土)19:00〜20:00
Yas⁺×野元大意×参加者の皆さんと。
(参加無料・事前予約不要・どなた様でもご参加いただけます)
■ステートメント
1995. 1. 17 午前5:46
神戸の歴史で最も大きな出来事となった阪神・淡路大震災。
人それぞれの震災の経験と記憶は時を経ても深く心に残る。
神戸で生まれ育った私は、他の地で生活していた空白の期間がある。
大震災はその空白の期間に起きた。
1.17当日、テレビに映る神戸の街の映像。
ビルや家屋、道路・鉄道が壊れていく姿、街が崩壊していく姿、テレビや新聞の情報が延々と続く。
振り返ると1995年は、私にとって人生の中間点である。
ほとんどの時間を神戸に居ながら震災の経験がない、記憶も浅い、
何か抜け落ちた感覚(グレーな感覚)を持ち続けている。
そう気づいた瞬間、地震発生の刻(とき)<午前5:46>と向き合おうと思った。
その刻に身をおいて、私に抜け落ちた感覚を追いかけるように今の街の姿を写し続けた。
当時の街の面影は薄くなっているが、街全体何処も震災の影響を受けたこの街。
早朝の澄んだ空気、虫の音さえ聞こえる静寂感に包まれたこの街に突如起こった出来事が
五感をとおして心中に響いてくる。
街の光 街の空気 街の音...
写し続けるうちに、その刻の街のもつ気配に私が溶け込んでいく感覚が増大していった。
そして、この街に私は生きているという感覚の深まりがおとずれた。
あれから24年。
震災を経験していない世代が次々と新しい社会を創っていく時代。
平成の最後1.17をむかえ、新しい時代へと受け継がれていく。
■プロフィール
Yas⁺
(ヤス)
神戸市生まれ・神戸育ち
1995年1月 神戸に生まれ育ちながら阪神・淡路大震災を経験せず
2018年3月 京都造形芸術大学通信教育課程 美術科写真コース卒業
2019年1月 「0 5 4 6 K O B E 」 今回が初個展となる